以下に挙げる「並行世界」は、エルヴァートと物理的に隔絶された世界ではなく、同一の宇宙、主物質界に存在する設定である（ティバーサティンを除く）。瞬間移動魔法、宇宙船等の移動手段によって行き来ができる。宇宙の中心にあるのが、エルヴァート世界である。厳密にはエルヴァート（マルス星）の太陽であるセシオス、そしてそのセシオスが中心となった銀河である。多元宇宙関係資料にあるように、他の世界はエルヴァートと同じあるいは別の銀河に属する異なる太陽系にある惑星ということになる。このため、マクロで見れば「他の世界はエルヴァートの周囲を公転している」と言って良い。なお、人類種が最初に形作られたのは中心から外れたルーンワールドである。
ほとんどの人々にとっては、星どころか自分の住む大陸、国でさえ広大すぎる。自分の生まれ育った町から遠く離れる人自体が少ない。異なる世界を夢想する者は多くても、それが実在していることを知っているのは極々限られた者だけである。そもそも、地上は平面であると考えている者も多いだろう。
この例外は、神々（イモータル）の思惑によって異なる世界からエルヴァートへ、あるいはエルヴァートから異なる世界へと転送された人々である。こうした人々は、なんらかの理由で自分が異なる世界へ連れて来られたことを知覚することがある。そのきっかけは人それぞれで、最初から神に教えられることもあれば、知識ある者に教わることもあるし、人々の語る世界が自分の知っていた世界とあまりに異なることで自覚することもある。
神々は設定的に、ふだんはこの宇宙とは異なる宇宙（外方界）に住んでいる。個々の神々が興味を持つ惑星は多くは自分の宇宙にあるものの（自分の興味のために星系を作り出すことも多い）、主物質界の惑星であることもある。ただし対象となる星はバラバラであり、エルヴァートのあるマルス星に必ずしも興味を持っているわけではない。また、複数の惑星で知られる存在であっても、それぞれから異なる名前で呼ばれていることも多い。どれだけ多元宇宙に精通した者であっても、モータルである限りは1%どころかその1,000分の1にも遠く及ばない。
現実世界の銀河系は中心部にブラックホールが存在すると言われるが、エルヴァートの属する銀河系ではそれがない。
以下はエルヴァートの並行世界として設定した世界のうち、地図を作成したものです。
ルーンワールドはそれなりに情報量があること、地図のクリーンアップを開始したことで、別ページにまとめました。
ルーンワールド 24/03/15
これらはクリーンアップされておらず紙ベースをスキャンしただけのものです。
1hex=432miles.
1hex=12miles.
1hex=24miles.
1hex=72miles.
ティバーサティンは独立ページとした。 23/05/21