フェルナンド帝国の近衛「八星衆」

皇帝アーサーを守護する強力な剣士たち。それぞれが独自の剣法をもつ。以下序列は任命順である。創設以来交代は発生していない。各人の説明は人物のページを参照。

八星衆の8の由来について、時折第8代冒険王ジェームズに由来すると言われることもある。しかし、これは八星衆を組織した皇帝アーサー、そしてエルメラン教を良く知らぬ者の思いつきであり、噂を信じているのも同様の者だけである。

8つの星は、エルメラン教の教義に現れる8人の熱心な信徒（聖人）を示している。これらの信徒たちは全員が星になり、現在でもエルメラン座の周囲にあって主を護っているとされる。それらがどの星のことを指しているのか、そしてどの聖人がどの星なのかは教義にはなんら示されておらず、教会でも統一的な想定問答は存在しない。学者や市民の間でも議論の分かれるところである。同様に八星衆についても、アーサーには誰がどの聖人に当たるかという意識はなかったし、本人たちもとくに考えていない（そもそも、エルメラン教徒という限定すらない）。

なお、イモータルの知る事実としては、聖人8人のうち1人は存在自体が同世代の人物による創作であり、2人は事績が脚色されている。輝かしい事績と力を持つに至ったのは3人〜聖ステファヌス（シャデラク）、聖マルティウス（メシャク）、聖アリアヌス（アベデネゴ）だけであり、彼らはエルメランの後を追ってイモータリティを探求し、そしてエルメラン自身の手でそれを授けられている（順にオクリム、マクリム、ラクリム）。

なお、聖人8人の中に第3代＜神聖王＞ウィリアムは入っていない。また、アーサーが「尊敬している」と語ったことがあるのはウィリアムの他、初代＜征服王＞ジョージや第5代＜航海王＞アルバート、そして第11代＜再建王＞ライゼルを筆頭とする5〜6人であり、＜冒険王＞ジェームズについては今のところ一般的な事績に触れたくらいしかない。