ミラクル少女リミットちゃん

概説
 飛行機事故で瀕死の重傷を負った少女・西山リミットと愛犬グー。彼女の父、西山博士は、命を救いたい一心で娘とグーをサイボーグとした。西山博士はリミットに3つの力を与えた。大人の三倍のパワー、三メートルのジャンプ力、自動車を追い抜くことができる走りである。

 しかし、これらの力を使うと、リミットはエネルギーを消耗してしまう。つまりみずからの命を縮めることになってしまうのである。博士はリミットの命を救おうと懸命に研究を続け、リミットは残された日々を精一杯明るく生きようと努力する。博士の研究が実るのが先か、リミットの死が先か…。

 永島慎二原作。

放映期間・時間
リミットちゃん
あぷろさんが描いてくださいました。ありがとうございます
1973年10月1日〜1974年3月25日 月曜19:00〜19:30
放映話数
25話
キー局
テレビ朝日
制作
東映動画
音楽
菊池俊輔
キャラクターデザイン
小松原一男
登場人物・声の出演
リミットちゃん/栗 葉子、パパ/柴田秀勝、友男/山本嘉子、信子/山本圭子、ボス/肝付兼太、トミさん/野沢雅子、乙姫先生/坪井章子、チヨコ/千々松幸子
ビデオ・LD
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OP 「幸わせを呼ぶリミットちゃん」
作 詩岩谷時子
作 曲菊池俊輔
編 曲菊池俊輔
大杉久美子、ヤング・フレッシュ
収録盤COCC-11865〜6, 56CC-1633〜4, CW-7194〜5, COCX-30267
ひとこと 少女もののオープニングテーマというよりは、なんとなくバラードかロンドっぽい気がする。三拍子。
 これはわかりやすい三拍子です。「とき」なんかは、そのまんま四分音符3つ分ですし。「リミットちゃん リミットちゃん 顔を見るといえなくなるけど」のあたりが、それでも「起承転結の菊池俊輔」(勝手な命名)という感じでよいですね。歌うにはちょっと難しいメロディですが、ポールのミラクル大作戦にしても、やっぱり菊池俊輔氏はすごいです。
 この曲に関しては、まだこの分野での完成を見ていないのか、あるいは詞の問題なのか、同時期の「シンドバットの冒険」などと比較して、菊池氏の本領が発揮されていないような印象も受けます(偉そう)。どうも今ひとつ、メロディが生きていない気がするのです。好きな方には申し訳ないですが。

 大杉さんの歌い方はというと…。優雅に歌い上げていますね。出だしの「リミットちゃん」からして、いい感じ(?)でしょう。

ED 「センチなリミットちゃん」
作 詩岩谷時子
作 曲菊池俊輔
編 曲菊池俊輔
大杉久美子
収録盤COCC-11865〜6, COCC-10249〜50, COCX-30267
ひとこと 曲調としては、「エースをねらえ!」EDの「白いテニスコートに」に近い、寂しげな曲。ただ、作詞がいまいちなのか、菊池氏の曲調に合わないのか、終わり方がさびしすぎな気がします。曲自体の終わりも、なんだかとってつけたような感じなのが…。とりあえず、「そんなとき丘に登って」のあたりは、さもありなんというメロディなんですが。というわけで、すみませんが私の中ではこの曲の評価はイマイチなのです。ごめんなさい。
 メロオケバージョンはヨイそうです(高名な菊池俊輔研究家・にゃろんぱす氏によると)。

関係リンク:
リミットちゃんの部屋

 Shira-Booさんの白ぶーのページ内の一室です。


作品に対するわたしのひとこと
 見たことがないのでなんとも。「東映動画魔法少女アニメ全集」で見る限り、けっこうやんちゃな女の子みたいですが、そこはそれ、東映動画の女の子ですもん、心はやっぱり純な少女なんですよね、きっと。リミットちゃんの声が栗葉子さんというのがちょっとみてみたくなる要素(小さなバイキング・ビッケの声が、好きだったんです)。

 と思ったら、実はアンドロイドなんですか。うーむ。東ア研さんにて発見しました。どうりで男の子を投げ飛ばしたりするはずですね。

 とさらに思っていたら、烈神我尊さんに作品解説をいただいてさらにびっくり。「西山リミット」って…名前?(^^; ではなく、ものすごくシリアスな設定だった!

 東映動画魔法少女では、実はララベル、ルンルンが好きだったりします。だってかわいいじゃないですか。主題歌は両方とも堀江美都子女史。まあこういう歌だと、大杉久美子さんもいいセンいくと思いますけど(ルンルンOPとか)、こういう、ちょっと元気はつらつな系統は堀江美都子さんのほうに軍配が上がるかな。

 そういえば、メモルのOPが「幸せを運ぶメモル」って、名前がちょっと似てますね(だからどうということはありませんが)。


最終更新:

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