ファームズ帝国の軍隊

実働部隊

兵練博士：フィア・ランセス中将／男爵

マンダナグル総司令官：クライソン・ファームズ大将／侯爵

ファームズ王国軍

ミュンハイム王国軍

サリトル王国軍

マンダナグル方面軍

陸軍の将軍はすべて土地付男爵。海軍は特任であり、ミュンハイムのヒューガーを除いて土地付男爵はいない。

ミュンハイムは歴史的に海に接していた時代もあって海軍を持つが、現在は内陸であるため任地と分断されている。サリトルは諸侯乱立の国で基本的に対外戦には興味が薄いため、海軍を擁していない。

マンダナグル方面軍は、裏エルヴァートのフィンディル大陸、シトカ王国内マンダナグル地方と、その西方ザート湾岸領に駐屯している部隊である。交易博士直属で現地での商業活動保護の目的で設立された小規模な部隊が、現在では陸軍が8師団10万人規模、海軍が6艦隊180隻にまで増強されている。これはシトカ王国軍を上回る規模である。総司令官は交易博士が、第1特別師団は総督がそれぞれ兼任する（テレポーターで接続されているものの、現状交易博士は本国にいることが多く、名目上である）。本国と異なり実質的な戦闘が絶えず発生していることもあり、その練度は本国の数段上である。将軍の一人は現地徴用された人物である。1,609年以降は現地で解体された旧ミストル王国の軍人も吸収している。

なお、マンダナグルとは単体テレポーターで接続されており、10秒に一人ずつながら瞬間的に行き来することができる。声だけであればエコー装置があって会議には支障がない。

マンダナグルのうち持ち回りで1部隊がホーストヘルン内に植民したリーロー、ミューネジア両街に赴いて現地のファームズ人の保護に当たっている。ただ、これは現地のホーストヘルン帝国軍（シェル王国軍）によって駐屯を許可されたものであり、王国軍の要請があれば従う立場である。

戦闘機

現状ルートクロスに28機が配備されている。他国のものと異なり、基本的に首都防衛用と考えられており、実戦に投入される例は限られている。皇帝や将軍たちも古典的な戦闘を好んでいる。イルビジア峠の戦いでもランセス男爵の発案で2機のF-3が投入されているが、1機が未帰還となっている。マンダナグル方面軍に航空機は存在しない。

1,633年予定で新たな機体が生産ラインに乗ろうとしている。エアシャークはあくまで開発段階の名前であり、正式名は別に与えられる可能性がある。ロールアウト時にはヴィント2機が退役予定である。それ以降の計画は立っていない。とくに皇帝ファームズ26世が難色を示しているため作業は遅延気味である。