人物

1,615.9.28生, 14歳(見掛け同じ). 身長145cm 体重41kg.

支配者ミュンフィルの召使い

美しい白銀のおかっぱ髪をした少女。瞳はエメラルドのようで、やや猫のように吊り上がり気味。穏やかな森に合う軽やかな衣装が多い。

支配者であるミュンフィル・ザ・ダークに3年前から仕え、身の回りの世話をしている。他にアルフおよびノームの女性が同じようにミュンフィルの世話をしており、ケスリーは一番の新入りである。ミュンフィルはここ2世紀ほど「3」という数字になんらかの意味を見いだしており、召使いの数もこれで固定されている。ケスリーはこの仕事を、叔母から引き継いだ。ミュンフィル以外の者たちも、同様に召使いを数人から十数人手元に置いている。

召使いといっても、彼女たちは多忙というわけではない。ミュンフィルらの正体は、イモータルの定命写像、つまり最高位の魔術師や僧侶と同様の力を持つ存在である。外部からの来客があるとき、そしてなにかで気が向いたときに彼女たちに料理を用意させることはあるものの、普段は基本的に自分たちでいくらでも作り出せてしまう。ベッドメイクにしても、彼女たちが毎日しっかりとやらねばならないほど乱れることもない。

召使いたちははミュンフィルらを、単に研究を続けるために超人的な力を持つに至った人間だと考えている。その主な関心が何かの研究であることは分かっており、よほどのことがなければ叱責されたりはしないため、普段は自由に暮らしていると言って良い。ケスリーの場合は、森を散歩することである。さすがに何日も姿が見えないのはまずいだろうと考えており、基本的には日帰りであるものの、結構大胆に森に分け入っている。グレイウッドの森には敵性モンスターは存在せず、野獣も少ないため、今のところケスリーが危険な目に遭ったことはない（自分で転んで怪我をしたくらい）。召使いは、後継者さえしっかり決めればいつ辞めるかも自由である。

見掛け50歳, 身長162cm 体重55kg.

代表

無地の灰色のローブをまとった中年。ローブはフード付きだが頭を隠すことはない。肌は不健康な色で少ない髪、そして瞳もグレーのため、モノトーンの印象を与える。背丈よりも高い木の杖を持っている。3人の女性（人間、アルフ、ノーム）を召使いとしているが、大半の時間は好きに過ごさせており、食事を作らせることもない（飲食は彼自身が魔法で用意している）。アルフ女性は周囲の森に暮らすアルフ氏族長の娘と言われる。

ヤマルと呼ばれる森の中の唯一の街で、10人程度の同じような人物たちと共におり、ほとんどの時間は彼らとの会議や共同研究、あるいは個人の研究に勤しんでいる。それらの研究内容は知られていない。

アルフやピクシーらは、ミュンフィルを始めとしたヤマルで研究にいそしむ者たちを普通の人間ではないと考えているものの、その正体までは知らない。

ミュンフィルの正体は、イモータルであるヴァンディオームの定命写像である。定命写像のため人間同様の睡眠や飲食を必要としているが、前述のとおり自分で用意するため召使いたちに世話させることはほとんどない。気が向くとお茶の用意をさせることもあるが、それ以外では時折純粋なモータルとしての意見を聞いたりしている程度。

イモータルとしての諸元は、イモータルの詳細を参照。ヤマルに滞在するイモータルは大半が定命写像であり、顕現形態を取っている者はいない。顕現形態で長時間地上に留まることは、主物質界への干渉の禁止という、古い法に抵触する可能性があるためである。