人物

1,591.1.22生, 38歳(見掛け同じ). 身長155cm 体重66kg.

リリュー帝国皇帝(亡命中)

リリュー帝国第13代皇帝。1,618年にアシュラブレイ率いるラムサダス帝国軍の侵攻を受け、首都を脱出して家族とともにバラカンスへ亡命した。ソードカイトの戦いは、まさに彼らを落ち延びさせるための時間稼ぎであった。

帝国から彼に従った者は、3人の皇后と2人の子供（皇子皇女）。そして800ほどの兵士。その後バラカンスの地で4人の子供が生まれている。

身長は低く、太っている。赤みがかった金髪はカールしている。皇帝としての威厳を保つために常に宝石を散りばめた美しいローブをまとい、玉座では宝冠を被っている。宝冠の中央には大粒のダイヤモンドがあり、小粒の宝石が多数並んでいる。年齢的にはまだまだ若くサファイアの色をした瞳にも光はあるが、気苦労で淀んでいる。口ひげを含め表情は常に自信のなさが浮かんでいる。腕っぷしは強く身体も壮健だが頭脳は凡庸、意思の弱い人物であり、自己評価も「女の尻に敷かれて先祖の名を汚す愚か者」。着飾っていることも、虚しい見栄だと感じている。

もはやラムサダスに対抗できるだけの勢力は糾合できないだろうと悟っており、自らの意思として帝国を再興するつもりはない。余生を静かに送ることができれば良いと考えている。仮に故地を回復する余地があるとすれば、それはアーサー・フェルナンドに取り入ってラムサダスを併合するのに力を貸し、その結果として一定の自治を得る道であるが、彼は自分がフェルナンドにとってそれだけの価値があるとも思っていない。帝国の再興を望んでいるのは皇后たちであり、彼女たちは揃いも揃って自身の美貌と権勢のみに興味がある人物である。自らの国を滅亡に追い込んだ国がどれだけ強大な存在なのかを理解するつもりもない。

リリュー帝国の地は鉄鉱石やアダマンタイト、マグネシウム、竜石それに大理石や蛇紋岩など内装石材が数多くしかも良質で算出することで知られ、ラムサダスはこれらを非常に多く保有するようになった。