概要

1,614年に成立した比較的新しい国。ローブ海西岸に面している。首都はカナルガド。国王はウェイク・トラックス。ウェイクが生まれた頃、この地（現在の勢力範囲の南半分）はまだケルヒ王国と呼ばれていた。ウェイクは当初スメル大陸北部を股に掛ける冒険者として有名な存在だったが、突然従者とともにカナルガドを攻撃した。カナルガドはあっさりと落城し、ウェイクはヘイゼクス王国の建国を宣言した。ヘイゼクスとは、ウェイクの生まれ故郷チャーハル村の一角に古くから存在する巨木の名前であり、その由来は知られていない。

タッセル河沿いの街を攻略、2年後に首都ケルヒを陥落させて滅亡に追い込み、西部マイアースを含む国土をすべて併呑するといったんは進撃を止めた。1,622年に北のラズリンクスを攻略すると、アレステッケル、ドワトキンといった街を攻略、最後に1,626年に沖合のゾルイン島を占領して再び進撃を止めた。北部はウラディミスク帝国と境を接することになったが、現在までのところ国境紛争は発生していない。

タッセル河上流にあたる南西部の丘陵地帯（南方では北部高地と呼ばれる）はそれなりの高地であるが、比較的なだらかで交通に支障はない。細々とした林は多いものの大きな森林は北部のアレステッケル周辺のみである。

丘陵地帯にはいくつかドワーフの小集落がある。ほかはオークやコボルド等のヒューマノイドが点在する。冒険者や街ぐらしの者を除いてハーフリングやアルフはいない。