概要

クレン・シルザンド山地、クレノラン付近にある。ただしドワーフの都や坑道とは完全に別のものであり、同じく山中に入り口があるもののその存在はドワーフやノームにすら知られていない。入り口は地上から300mほど離れた切り立った山肌と完全に同化している。盗賊や魔術師が注意深く調べれば発見することはできるが、山道もないので浮遊した状態で行う必要がある。またイモータル魔法で封じられているので発見しても開くことはできない。その場に留まってカダルドスを呼ぶ正しい儀式を執り行う必要がある。

カダルドスに促されて入り口から中に入ると、トンネルが数10マイル続いており、都に至る。その間に七つの門がある。「7つの門」「カダルドスの7つの門」とも呼ばれるこれらの門は、通過するたびに被服を1つ強制的に剥ぎ取られる（ただし鎧類は含まれない）。門を破壊することで防ぐことはできるが、それらはすべてイモータル級クリーチャであり、モータルによる破壊は極めて難しい。そうして7つの門を無事に通り過ぎれば、都に入ることができる。特別にカダルドスが許可した場合、入り口から入った時点で瞬時に都へテレポートされることもあるが、非常に稀である。都から出るときも同様にカダルドスに誘われる必要がある。トンネルおよび都では、テレポートに類する魔術はすべて無効化される。

住民はドワーフ、ノームらが主であり、彼らは元々は山地に住む者たちだった。世界各地から訪れたドワーフがいる他、僅かながら人間もいる。大半はかつての犯罪者であり、カダルドスは彼らのうち何人かを法の下に教化する。