1,575.3.9生, 54歳(見掛け同じ). 身長153cm 体重60kg.
国王
スメル大陸西（シャイアン洋）に浮かぶ島に1,300年代から存在する王国、テクトテティカンの神官王。王国の民は有史以前からこの島はテクトテティカンという名の王国だったと信じている。国王はこの島を作った神の子孫であるとも。前王の子として生まれた彼自身も、自分が神の子孫であることを疑っていない。300有余年の歴史を持つ国の国王であるが、この国は一つの島でしかないため、権力はたかが知れている。さらに初代国王は戦士としての自負もあったが、この時代にもなると既に習慣と化していて訓練らしい訓練も行われていない。一見初代と似て見えるが、テスカコアトルにまともな筋肉はない。外部との接触が少なく、異界の能力に不慣れな民たちは、王とその周囲の者達が神力や魔法を使うだけで恐れおののく。逆にこのため、昨日まで奴隷の子供であった者が魔術に目覚めた瞬間貴族に取り入れられたり、貴族の子であっても力が無ければ地位を世襲できず、弟が継いだりすることも多い。
浅黒い肌をした中年で、恰幅が良い。髪や瞳は黒。金の羽が3本、前部に縦に刺さった金の帽子をかぶり、着物は袖のない膝までのワンピース。上半身はタン（色）一色ながら、腰から下は15cm✕10cm程度の大きさの四角の中に物語り一場面を描いたものをつなぎ合わせてあり、カラフルである。胸の中央には太陽を象っているとされる、装飾をあしらった大きいが薄い金の円盤が掛けられている。ふくらはぎ中程まで来るマントを羽織り、首の前で結んでいる。このマントは裏地は一色であることが多いが、表は様々な色を帯のようにしたものである。
なお、服は階級によって大きく異なる。貴族は同様のワンピースだが一色ものあるいは模様の組み合わせ（家族ごとに異なる）が多い。平民は一色のポンチョのような服である。王族の帽子はみな金で、国王は3本、女王は2本、王子王女は1本である。また地位の高い者は様々な色と形の帽子をかぶることも多いが、金だけは王家の色であり、羽を刺すことも禁じられている。