人物

スワティ・ミトラ(Swati Mitra)

宰相兼最高術師

ミトラは代々ネール家に支える術師の家系。スワティは現在の当主サティッシュの三男で、優秀な頭脳を持ち、19歳にして二人の兄をしのぐ力を得ている。ただし兄たちと異なり、武具を扱う才は人並みにしか持っていない。術の補助として両端に2つの銀の輪がついた1.8mほどの赤い棒を持っているが、それで肉弾戦をすることはない。

この国の民には珍しい線の細い身体付き。唇も薄い。髪や肌は他人と変わらない色だが、瞳はディープピンクという特殊な色。ターバンは好まない。

人を寄せ付けず、国王や父親など一部の人間以外とは会話すら積極的には応じない。自宅には国王ハルシャの娘である5つ下の妻プージャとともに30匹ほどの猫を飼っている。これらの猫は様々な種類や柄がいるが、すべてごく一般的なものである。

外出の際は周囲1m程度のところを無秩序に動き回るシャボン玉のような虹色に輝く球体を10個ほど浮かべている。この球体に触れた者の生命は保証しないと公言している。実際には幻術の応用であり、触れた瞬間消滅するだけでダメージが与えられることはない。

ハルシャ・ウル・ネール(Harsha ul Nehru)

画:hashiya

1,590.9.23生, 39歳(見掛け同じ). 身長156cm 体重55kg.

浅黒い肌にセミロングの黒髪、力強く太い眉毛をしており、瞳も黒。口髭顎髭も黒くしっかりと見える。金の羽を挿した鮮やかな赤いターバンを巻いている。パールブラウンの柄入りのクルタとライトグレーのパジャマ。1mほどある杖は上から下まで10cm程度の刻みで様々な模様(唐草、市松等)が描かれたカラフルなもの。

優秀な戦士だった祖父ラージプート、父リアンドラに倣って剣の修行は怠りないが、あまりものになっていない。そもそも才能がないためである。彼はその分父や祖父よりも頭脳が優秀であり、海外情勢にも通じている。

アッサブの紅茶で作った強いマサラチャイを好む。

王子のラジープは今年17歳であり、既に政務の一部を担当するようになっている。