アズラドル

コリントやフレンダーノなど、U.H.G.（聖銀河連邦）最大の敵。マリス（エルヴァート）やコリント、スファイラ（ルーンワールド）の属する銀河系とは異なる銀河系に根拠地を持つ別種の生命体。

艦隊規模としてはコリント単体で3万、聖銀河連邦全体で50万、アズラドルが100万程度か。この世界には波動砲のような超兵器は存在せず、通常の艦隊戦で決着を付ける。当初はアズラドルの襲撃が突然だったために各国とも不意を衝かれて敗北したが、ある星系がアズラドルの戦いを分析したところ、武装は強力ながら戦術的にはなんら優れたところがないことが解り、万全の迎撃態勢の下で機動的運用と火力の集中により撃退に成功した。各星系で連敗が続いた後、アズラドル側が分散戦闘の不利を悟り、各方面軍を集結させて決戦を挑んだ。聖銀河連邦諸軍も集結して盟主ギャラクシー2世の下にこれを迎え撃った。物量にものを言わせたアズラドルの波状攻撃により瓦解の危機もあったが、各軍は持ちこたえて敵旗艦を撃沈、アズラドル軍は逃走した。以来アズラドルが再び現れることはない。

アズラドルは現在からすれば太古の存在であり、すでにコリントの主星でもその記憶はほとんど失われ、神話の類になっている。ましてエルヴァートの民の中にこの記録を持つ者はいない…破壊されたマザーコンピュータから取り出され、廃棄された記憶域以外には。