ケルマドは神権政治国家のため、まずケルマド教の教義に基づいた国家運営が根幹となっている。各省庁もそれに基づいたものである。各省の長官は、基本的にはみな僧侶であり、枢機卿と呼ばれる。その下の局長官は司教である。女性は局長にはなれるが、省長官にはなれない。
ただ、元々ケルマドは部族同士の争いの場である。ケルマド教を中心にまとまっているとは言え、省庁では部族間の軋轢がいまだに存在している。
教皇──特務委員会（複数） │ ├───国務省─┬──総務局 │ │ │ ├──内務局 │ │ │ ├──財務局 │ │ │ ├──外務局 │ │ │ └──人事局 │ ├───宣教省─┬──国内局 │ │ │ └──海外局 │ ├───教理省─┬──教理局 │ │ │ ├──規律局 │ │ │ └──他宗教局 │ ├───典礼省─┬──典礼局 │ │ │ ├──秘宝局 │ │ │ └──秘技局 │ ├───聖職省─┬──司教局 │ │ │ └──司祭局 │ ├───文化省─┬──教育局 │ │ │ └──蔵書管理局 │ ├───法務省─┬──裁判局 │ │ │ └──庶務局 │ ├───軍務省─┬──軍務局 │ │ │ └──治安局 │ └───支援省────援助局
教皇の命を受け、特定の期間、特定の事物に対する調査研究を行ない、教皇に報告する。規模や委員長の位階は、対象によって様々。
教皇の使命に基づく国家の事務を受け持つ。
フォルカー・ゲルヒルト枢機卿
ケルマド教の布教を行なう。
ケルマド教の教義や規律を扱い、国家としての統一見解を作成する。ケルマド教以外の宗教の研究も行なう。
各種儀礼催事を執り行う。また宗教的宝物や秘伝の技術の蓄積研究も行なう。
聖職者の格付け、入信の管理等。
国内の教育啓蒙、および聖書をはじめとした書籍の管理を行なう。
ケルマドの教理から現実的な法務をひもとき、管轄する。犯罪に対する刑罰の決定や裁判の執行も行なう。
軍部の管理を行なう。また国内向けの治安部隊も統御する。
国内各所の貧者に対する経済的支援や疫病対策支援、自立支援等を管轄する。