デモス以下の十二柱は魔界の十二将軍あるいは十二使徒といわれ、皇帝オルクマルドの重鎮である。かつて（B.C.5,000年頃まで）はラザールとブラックモウが名を連ねていたが、ラウドロップが人の子エルヴァートと相打ちになり、さらに弟のブラックモウが闇を裏切って光に味方したため、ラウドロップの一の従者であったラザールはその地位を追われた（このこともあり、ラザールはブラックモウに対し並々ならぬ憎しみを抱いている）。
補充要員として十二将軍に選ばれたのはヴァルカナのみで、12席目はしばらくの間空席だった。B.C.3,314年に大白妖精、スレイアーン・ブラーンシュ（「汚れた白」と呼ばれる）が「魔界のプリンス」ノルヴァに見いだされてイモータル・フォーメイムになると、突如オルクマルドはそのフォーメイムを十二席目にするよう、獄の中から指令を出した。これはもちろん大抜擢で、冥王カロンや、海の獣王リヴァイアサンなど反対の意を表明する者が複数いたが、皇帝オルクマルドがそれを持って自身への反逆と見なすと通達すれば、その戟を収めぬわけにはいかなかった。
知られている無秩序のイモータルのうち、地獄帝国に名を連ねないのはフロステッド・イリス、マンドレップス、メーメンダール、ヘロン、ニルヴァ、グレンディア、合歓、ラクパル、マドロモヴス、ケイズ、ワイルドである。
赤い文字は、既に死亡（消滅）しているものを示す。十二将軍は近年さらに2柱を欠くことになったが、補充はされていない。
ラムサダスが戦った闇の騎士ゲイナーは、＜美しき毒蝶＞リザベルの将軍の一人。各デーモンはこのような不死に近いものを最低3人、多いと1,000人ほども所持している。