竜玉探知機を窈湖に開発してもらっていたジアザー。そろそろ1年になるのでガーランに取りにいかせた。
ガーラン「窈湖おじょうさま。ジョン摂政様のご命令で、竜玉探知機を受け取りに参りました。
窈湖「…やだ。誰があんたなんかに。」
G「なぜですか?」
Y「あんた喋り方がジアザーにそっくりだ。だから嫌いだ。」
G「…何をおっしゃいます。ジアザー前皇帝陛下が私のようなものと似ているわけがないでしょう。とにかくクレイアー摂政のご命令です。いただかないわけには参りません。」
Y「フン…。」
G「仕方がない。ご無礼を致します。『深い眠りに入りたまえ』(スリープ)」
Y(ガクッ)…
G「ふぅ。弱ったなぁ。喋り方が変わってないのかなあ。」
とガーランは探知機をもらっていった。
白色魔術団のガーラン・クリスティがジアザー皇帝の影武者(ジアザーが変装してガーランとして行動する)であるのは、上位のものにはある程度知られたことだった。本物のガーランがジアザーによく似た背格好であるため、よく慣れた人物でないとそのガーランが本物か、ジアザーの変装した姿かを判別するのは難しかった。窈湖は単なる拾われ子のため、上位人物ではない。